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｜あーあ、せっかくの祭りだってのに…。異端だ正統だと｜１
｜了見の狭い連中とはあまり関わり合いになりたくないが｜２
｜これ（ヘルメス教の聖印）を下げて街をうろついてるだ｜３
｜けで、否応なしに巻き込まれる可能性もあるわけで。と｜４
｜りあえず、何が起こっているのかだけでも知っておきた｜５
｜いので神殿に顔を出す。ＳＯＦの方に死人が出たのが厄｜６
｜介だ。発端が何であれ、報復行動に出られると鬱陶しい｜７
｜し、下手に応戦すれば泥沼化。…って。待てよ、死んだ｜８
｜のってまさか、バナナの皮で滑ったあの男？あれはどう｜９
｜見ても「不慮の事故」だろ。女に手を上げようとして転｜10
｜ぶなんて最悪の死に方だな。ＳＯＦにしてみればそれが｜11
｜不快害虫駆除の格好の口実なのかもしれないが…。　　｜12
｜＃自分から手を出すことはしませんが、売られた喧嘩は｜13
｜全力をあげて買う主義です。「いちおう警告しておくが｜14
｜おれは手加減でがきるほど器用じゃないぜ」（←ハッタリ？） ｜15
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　ジュデッカ川で東西に隔てられたローライトの町の西側、西地区に住むのは庶民たちである。故に、ここには生活の活気と猥雑さがある。ある人はそれを嫌悪し、ある人はそれを愛するだろう。
　ヘルメス教団のローライト教会もこの町にあるのだが、しかし最近とみにヘルメス教団を敵視しているＳＯＦの信徒がこの辺りをうろつき、ヘルメス教団の者に絡んでいるのだという。
「おまえは、ヘルメス教団の者ではないな」
　ＳＯＦの聖印を首からかけた男が、ぶしつけにあなたの格好をじろじろと物色しながら詰問する。
「ヘルメス教団の者でなければそれでいい。ゆめゆめ、あの教えを信じるな。確実に地獄行きだぞ」
　男は一方的に宣言すると雑踏に紛れていった。
「おい兄ちゃん、いま俺のこと笑ったろ？」
　派手だが安っぽい服を着た男が、にやにやと笑いながら話しかけてきた。
「ちょっとつきあえよ、早くっ」
　チンピラはあなたを路地裏に引っ張り込み……。
　そして激しく後悔した。
　町のチンピラが、冒険者に挑もうなどと十年早い。
　こてんぱんにのされてほうほうの体で逃げていくチンピラの姿に、あなたは軽く肩をすくめた。
　今回の探索は、こうして終わりを遂げた。

　…なんか、言いたい放題のこと言ってますね＜補足（^^；
　　L8〜L11にかけては、カベ新聞の事前情報を読んで「レイチェルに絡んで謎の女の子を巻き込みそうになって、何故かバナナの皮で滑って頭を打ったあの男」が死んだのではないか（見かたによっては、SOFとヘルメス教の信者が争って死人が出た、という状況に合致するし）？、と思って書いたのですが、ちゃんと生きてお礼参りに来ていたのでちょっとがっかり（をい）

　でも「ヘルメス教団員による殺人疑惑＝SOFの言いがかり説」はわりとイイ線ついてたのかなぁ？